<リレー展の様子>

仁部康岳個展    10月17日(土)〜29日(木)

 仁部康岳先生は昭和50年から鎌倉彫を始め延べ32年間、仕事が休みの
日に教室にかよい、ただ彫りたい気持ちで続けてこられたそうです。三人の
息子さんの結婚式の引き出物を作りたいと思っていたそうですが、仕事が忙
しく中断していたところ、長男の方が20歳のころ、協力するからぜひやっ
てほしい27歳で結婚するからとのことで、5年で百枚、全部で120枚
作り、息子さんは計画通りに、いいお嫁さんをもらったそうです。他の息子
さんからは大変だからと断られ、好きなものを彫ってくださいと言われた
そうです。
 大変熱心にされる方で、あの大変な武蔵野の図案は、文庫の他に額板も彫
られています。また、瓊花(ケイカ)の図案は、文箱とお盆を展示していま
すが、刀華会記念展2015では仏壇を展示されていました。唐招提寺に咲
いていたのを見て感激されたそうです。ちなみに瓊花は鑑真和上の故郷の
名花で、ガクアジサイに似ていますが、花弁は5枚、葉も小さいとのことです。

   


 

  
                武蔵野文の文庫

   


 

 
            

  
     

   

   

   

 
    

       

       


 

   

      

   

   


 

       

  
                瓊花の文様